書き込み無し。書き込みあったらよかったね。
1頁の「御願ひ」には、
本採集帖の作成に當つては、特に會員、高橋文太郎氏、磯貝勇氏より多大なる御助言と御助力を得た事を書添へておきます。
とある。昭和11年前後の高橋文太郎、磯貝勇は、『旅と傳説』や『民俗学』等の民俗学雑誌にそれなりに記事を書いている。高橋文太郎は昭和13年に『山の人達』(龍星閣)を出版している。また、磯貝勇は、後に岩崎美術社の民俗民芸双書から『日本の民具』を出版している。納得の人選。
ふと思ったが、戦前の民俗研究者たちは、民俗系以外にはどのようなグループに所属していたんだろうか。高橋、磯貝は上記から日本山岳会に入っていることがわかる。ほかの人たちの動向なんかも気になるところ。郷土玩具系なんかは容易に想像できるところ。